PROJECT

社員インタビュー

会社の未来を、
一人ひとりが切り拓く。
次世代経営者
育成プロジェクト。

OUTLINE

2021年にホールディングス化したディアーズ・ブレインホールディングスは、既存のブライダル事業を基軸に、人材・IT・金融・海外など、事業領域の拡大を進めています。さらなる成長に向けて、各事業を推進するリーダー、そしてグループ各社を任せられる経営者の育成が急務。そこで、2024年より事業部を横断した「次世代合宿」の開催や、事業部ごとの定例会議(分科会)が本格的にスタートしました。参加メンバーは、部門長や事業責任者、それに次ぐリーダー、本社機能の組織長など、次世代の経営を担う人材が中心です。今回は、そんな「次世代経営者育成プロジェクト」に参加するメンバーに、取り組みの意義やこれからのディアーズ・ブレインホールディングスについて語ってもらいました。

PROFILE
  • 衣川誉久

    2014年新卒入社
    ウエディング事業本部
    東日本統括マネージャー

  • 豊島 仁彦

    2011年新卒入社
    マーケティング部
    部長

  • 加藤 丈明

    2012年中途入社
    執行役員
    経営企画部
    部長

  • 吉田佳奈

    2014年中途入社
    人事部
    部長

  • 村山 寛之

    2013年中途入社
    事業開発部
    部長

部署や役割を超えたつながりが、
シナジーと高い視座を育む。

  • 「次世代経営者育成プロジェクト」をどのように捉えていますか?

  • 吉田

    当社は、事業領域を広げているフェーズです。これまでは、代表小岸や専務岡崎が圧倒的な推進力で道を拓いてきました。既存の枠組みで事業を伸ばす「運営力」はすでに組織に備わっていると感じていますが、これからの変革に必要なのは、次の世代が自ら道を拓いていく「開拓力」。その力を育てていくことが、いま私たちにとって非常に重要だと捉えています。

  • 村山

    その開拓力を育む場が、プロジェクトの目玉でもある次世代合宿だと思います。私は事務局として、年4回の合宿を企画・運営しています。20名ほどが集まり、3カ年戦略や会社・部署の課題について議論を交わす。部署を越えた横のつながりの中で、視点やアイデアが広がっていく感覚がありますね。私自身も事業開発部として、ブライダル以外の新規事業に取り組んでいるのですが、他部署の意見や視点を得ることで、事業づくりに確実に活かせる場になっています。

  • 衣川

    ウエディング事業本部は会社のコアビジネスで、売上への責任も大きいです。ただ、これまでは部署内で業務が完結することが多く、他部門と意見を交わす機会はあまりありませんでした。バックオフィスとの関わりも、あくまで「サポートを受ける側」という関係性にとどまっていたと思います。でも合宿では、そうした壁が取り払われて、自分たちの視点や課題を共有し、改善に向けた新たな視点やアドバイスをもらえるようになりました。

  • 豊島

    マーケティング部門の立場からも、その連携の広がりを感じていますね。ブライダルというコア事業の集客や売上・利益の最大化は重要なミッションですが、それだけではなく、会社全体のブランド価値を高める視点を持つようになりました。部署を越えたつながりが強まることで、より戦略的な取り組みにもつながっていくと思います。

  • 加藤

    まさに、それがこのプロジェクトの狙いのひとつです。私は現在も経営に携わっている立場からアドバイザー的に関わっていますが、これまで閉ざされがちだったM&AやMBOといった情報を、あえて開示するようにしています。経営全体の解像度が上がれば、経営を自分ごととして捉えるきっかけにもなる。社員一人ひとりが、より経営的な視座を養うきっかけにしてもらえたらと思っています。

  • 吉田

    自分たちが少しずつ経営に近づいている実感があり、自然と視座も上がっている気がします。

託されたのは、意思と未来。
変化の中心に、次世代の姿。

  • プロジェクトによって、会社や事業にどんな変化が生まれていますか?

  • 豊島

    さまざまな場面で、部署を越えた連携によるシナジーが生まれつつあります。たとえば広告からの集客は年間で約1万組。そのうち成約に至るのは半数程度ですが、残る5,000組には別の商材を提案できる可能性があります。現在はその層に向けて、マーケティング事業部の中でも集客後のアプローチを担うエンゲージ部門がフォローする体制を整えているところです。

  • 吉田

    横展開の良い兆しですよね。

  • 豊島

    はい。さらに、国内ウエディングの広告のなかでリゾートウエディングもあわせて訴求するなど、これまで連動できていなかった施策にも動きが出てきました。結果として広告の費用対効果も高まり、ディアーズ・ブレインというブランドの認知も着実に広がってきていると感じています。

  • 衣川

    現場としても変化を強く感じています。以前は、ブライダルの現場と本部との情報共有にタイムラグや精度の差があり、判断に迷う場面も多かった。でも合宿を通じて、よりタイムリーで濃度の高い情報が入ってくるようになり、全体最適を見据えて動けるようになりましたね。また、来館される新郎新婦だけでなく、親族やゲストにも販促を行うといった新しいアイデアも出てくるようになりました。合宿には西日本エリアの統括マネージャーも参加しており、私たちの意識や行動の変化が、ウエディング事業全体に波及している実感があります。

  • 加藤

    部署間の縦の壁が、少しずつやわらいできているんじゃないでしょうか。

  • 村山

    ええ。実際に、過去の合宿で「どう売るか」「どう横展開していくか」といった議論が生まれ、そのなかで「商材はあるのに、売る人がいない」という課題が浮かび上がりました。それをきっかけに法人営業部を新設することになったんです。この法人営業部は、複数の商材を横断的に提案できる機能を担っており、部署間の縦割りを越えて動ける体制が整いつつあります。レンタカーや保険などの新たな商材も含め、既存のリソースを活かしてプラスアルファの提案ができる環境が、少しずつ根づきはじめています。

  • 吉田

    その変化が、個人の成長にもつながっている気がします。合宿が始まったのは2024年3月ですが、それ以降、参加者の役職が上がってきている傾向があります。もちろん合宿が直接の理由とは言い切れませんが、視座や意識の向上が、実際のステップアップに結びついている証拠ではないでしょうか。

  • 衣川

    役割が広がれば、横の連携もより意味を持ってきますよね。

  • 加藤

    代表の小岸や専務の岡崎は、あえてディスカッションの場で意見を控えています。きっと「任せてみよう」と、ぐっとこらえながら見守ってくれているではないでしょうか。その静かな期待に応えようと、議論の質を上げようとする人が、確実に増えてきました。

  • 豊島

    自分の会社として、どう関わっていくか。その意識が、確実に根づきはじめている気がします。

  • 加藤

    そうですね。そうやって当事者意識が育っていくことこそ、このプロジェクトの一番の成果だと感じています。

それぞれの「目指す会社像」が、
ディアーズ・ブレインホールディングスの未来を広げる。

  • あなたが実現したい、ディアーズ・ブレインホールディングスの未来の姿は?

  • 加藤

    誰が見ても「この会社、すごい」と思ってもらえる存在にしていきたいです。理念や文化に強く共感されながら、継続的に成果を出し続ける——いわゆるビジョナリーカンパニーですね。その実現に向けて、私は定量的な観点から企業価値を高める役割を担っていきたいです。利益を生み出す仕組みを構築し、それを担う次世代の経営者を意図的に育てていく。それが、企業としての持続性と価値向上につながると考えています。

  • 衣川

    「すごい会社」って、やっぱり人がすごい会社だと思うんです。私は、ディアーズ・ブレイン出身の人材が、ブライダルに限らずさまざまな業界で活躍している会社にしていきたいです。私たちの最大の強みは人であり、そこにこそ魅力があると感じています。ゆくゆくは、「ディアーズ・ブレイン出身」という肩書きそのものが、社会的に価値のあるものと認識されるようになってほしいですね。次世代の経営者を多く輩出し、それぞれが活躍していくことが、そんな状態への一歩目になる。そして自分自身も、その一人として経営のフィールドで力を発揮していきたいと思っています。

  • 豊島

    ディアーズ・ブレインの存在や魅力が、社外にはまだ十分伝わっていないかもしれませんね。社内には誇りや愛着を持って働いているメンバーが多い一方で、世の中での認知はまだ十分とは言えません。特に、ウエディング以外の事業については、想像以上に知られていないのではと感じています。ホールディングス化を経て、私たちはウエディングにとどまらず、複数の業種にまたがる「コングロマリット型」の展開を進めています。その企業構造自体にも、もっと光を当てていく価値があるはずです。そうしたブランディングが進めば、広告に頼らずとも企業の集客力が高まり、利益の面でも好循環が生まれていくと考えています。

  • 村山

    私は、社員が希望する部署に自ら手を挙げて挑戦できる会社にしていきたいです。たとえば「FA宣言」のように、自分の意志でキャリアを切り拓ける風土を、これからもっと根づかせていきたいです。そのためには、異動を受け入れる側の部署にも柔軟性が求められますし、部署やサービス自体を、自分たちの手で描いていけるような組織であることも重要です。そして、ブライダル以外の新規事業が、その受け皿になっていく可能性が大いにあると感じています。

  • 吉田

    私が目指したいのは、ホスピタリティ産業に新たな概念を提示する会社です。ITや金融、人材といった分野も、広い意味でサービス業だと捉え、それらを点や線ではなく、面で提供できる体制をつくっていきたいです。ディアーズ・ブレインの強みは、「人の手によって、付加価値を生み出す力」にあると思っているので、その力を活かして、顧客満足をとことん追求していく。その先に、より強く、持続可能な企業体があると信じています。

  • 加藤

    その姿が現実になれば、「すごい会社だね」と自然に言ってもらえる未来も見えてきますよね。皆が思い描いている未来の姿が、少しずつ重なってひとつの会社像になっていくプロセスが、ディアーズ・ブレインホールディングスの成長そのものだと思います。

次の時代を創るのは、
今、動く人だ。

  • どんな人と一緒に働きたいですか?

  • 衣川

    今は新規事業が次々と立ち上がっていて、自分のアイデアを起点にプロジェクトを生み出せる環境です。若手や中堅でも経営層に抜擢されるチャンスは多く、責任ある仕事に挑戦したい人には、うってつけの場所だと思います。

  • 豊島

    商材や領域を問わず、「もっと成長したい」と思っている人を歓迎しています。必要なのは、圧倒的な成長意欲と野心です。挑戦に手を挙げれば、その分だけチャンスが巡ってくる環境なので、限界を決めずに挑戦を楽しめる方と一緒に働けたらうれしいです。

  • 豊島

    商材や領域を問わず、「もっと成長したい」と思っている人を歓迎しています。必要なのは、圧倒的な成長意欲と野心です。変化の多いフェーズにある今、求められているのは、迷わず決断し、スピード感を持って動ける決断力と実行力。挑戦に手を挙げれば、その分だけチャンスが巡ってくる環境なので、限界を決めずに挑戦を楽しめる方と一緒に働けたらうれしいです。

  • 村山

    事業開発部の視点で言うと、柔軟性と人間力を備えた方に来てほしいと思っています。なかでも特に大切なのは、信頼関係を築けるかどうか。机上で考えるよりも、まずは現場に出て人とつながり、リアルな情報に触れながら、新しいアイデアを生み出せるタイプが向いていると思います。そして、最終的に重視しているのは、「この人と一緒に働きたい」と思えるか。スキルよりも、その人の空気感や人柄に惹かれるかどうかを大切にしています。

  • 加藤

    経営企画部では、描いた戦略を実現まで導ける人を求めています。数字をロジカルに読み解く力や、関係者や外部の専門家と連携しながら物事を前に進める力が必要です。とはいえ、すべてを最初から備えている必要はありません。ディアーズ・ブレインには、「成功体験」よりも「達成体験」を仲間と共有するカルチャーが根づいており、ブライダル事業の強さも、この文化が支えてきました。そうした環境があるからこそ、知見を素直に吸収し、自ら力を伸ばしていける方が活躍できると思います。

  • 吉田

    事業領域と会社規模を、今まさに拡大している真っ只中です。ホールディングス傘下にはすでに10社あり、今後も増える見込み。つまり、少なくとも30以上の経営ポストが開かれているということです。求められるのは、経営に必要な視座とスキルを、自らの手で獲得していこうとする意志。次の時代の旗を自分の手で掲げたい、世界を相手に幸せに挑みたい——。そんな覚悟を持った人と、これからのディアーズ・ブレインホールディングスを創っていきたいです。

一覧に戻る