社員インタビュー

会社の未来を、
一人ひとりが切り拓く。
次世代経営者
育成プロジェクト。
株式会社ディアーズ・ブレインホールディングス(以下、DBHD)は今、次の10年を見据えた大きな転換期を迎えています。これまでの成長を支えてきた創業経営陣の後を継ぐ、次のリーダーたちをどう育てていくか。そこから生まれたのが「次世代経営者育成プロジェクト」です。
2024年3月に始動し、各事業部門の責任者や次期経営候補生が部門を越えて合宿や分科会を重ね、事業創造や経営戦略に本気で向き合っています。
今回は、その中核を担う5名によるクロストークをお届けします。
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2014年新卒入社
ウエディング事業本部
東日本統括マネージャー -
2011年新卒入社
マーケティング部
部長 -
2012年中途入社
執行役員
経営企画部長 -
2014年中途入社
人事部長 -
2013年中途入社
事業開発部長
部署や役割を超えたつながりが、
シナジーと高い視座を育む。
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「次世代経営者育成プロジェクト」をどのように捉えていますか?
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当社は新たな事業領域を広げているフェーズです。これまでは代表小岸や専務岡崎が圧倒的な推進力で道を拓いてきました。強いリーダーシップのもと、既存の枠組みで事業を伸ばす「運営力」は強みであると感じる一方、これからは小岸・岡崎に次ぐ次世代リーダーが自ら道を拓く「開拓力」の育成が重要だと考えています。
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その開拓力を育む場が、プロジェクトの柱でもある次世代合宿や分科会ですね。私は事務局として、年に数回実施する合宿の企画運営や分科会の推進を担っています。約20名が集まり、3ヵ年戦略や会社・部署の伸びしろ、事業推進アクションなどの議論を交わす中で、部署を越えた横のつながりによる視点やアイデアの広がりを実感しています。
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営業部はコアビジネスとしての数字責任がありますが、これまで他部署との関わりは最小限でした。合宿ではそうした壁が取り払われ、自分たちの視点や課題を共有し、改善に向けた新たな視点が一気に広がりました。
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僕も数年前まで営業部の責任者をしていましたが、これまでは自分たちの事業は自部署を起点にという考え方がスタンダードでしたが、他事業と組み合わせてグループ全体の「営業戦略」として組織を動かしていくというのは、これまでになかった動きだね。
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そうですね、横断的な議論が自分の考えを深める機会にもなっています。
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マーケティング部の立場では、連携の広がりを感じていますね。コア事業の集客や売上・利益の最大化は重要なミッションですが、一つの事例でいくと今まさに人事部と一緒に会社全体のブランド価値を高めていきたいという話をしているところです。
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採用の観点でも、企業のブランド力を向上させることは必須なので、そういった視点からすぐに豊ちゃん(豊島)に相談したんだよね。部署を越えたつながりが強まることで、より戦略的な取り組みにもつながっていますね。
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経営企画部はこれまで、ある意味で閉鎖的だったと思います。部署柄、開示できない事案も多く、自分たちで実行の基盤を整えてスピード感をもって進めていたからです。しかし今は、意図的に経営戦略などの情報を開示することで、「会社単位でこれが必要なんだ」という社員一人ひとりの視野の拡がりや拡張性が変わったと感じています。


託されたのは、意思と未来。
変化の中心に、次世代の姿。
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プロジェクトによって、会社や事業にどんな変化が生まれていますか?
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まずこのプロジェクトは、経営戦略的な観点でいうと事業戦略と機能戦略について横串で議論することにより成長促進につながっていく、いわば会社の方向性の「エンジン」になる部分について議論しています。
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事業や機能を次世代が動かしていくことが会社成長の重要な「エンジン」になるという意味では、合宿などの場面で、代表の小岸や専務の岡崎は、あえてディスカッションの場で意見を控えていますね。
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きっと口出ししたいことはあるけど、「任せてみよう」と、ぐっとこらえて見守ってくれている感じがするよね。
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そうですね、でもそのおかげで自分たちが主体的に会社を動かしていかなければいけないという覚悟もできた。“自分の会社”という意識が根づきはじめていることが、このプロジェクトの一番の成果だと感じていますね。
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そうした変化が、個人の成長にもつながっている気がします。合宿が始まったのは2024年3月ですが、プロジェクト開始から1年も経たずに、参加者の役職が上がってきています。
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村ちゃん(村山)は、4月からグループ会社(アールディ・フィールズ沖縄)での執行役員だもんね。
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単なる気合いではなく、責任と成果が結びついてきている証拠。相談しやすい関係性もできて、実行スピードが明らかに変わりました。実際にうまれたものや成果として出ているものは何かある?
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営業部としては、ご新郎ご新婦だけでなく親族やゲスト向けの販促企画など、新たなアイデアが出てきていて、これまで連動できていなかった施策にも動きが生まれています。
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マーケティング部でも、既存事業の広告から集客した顧客のうち、成約に至らなかったお客様でも新規事業の別商材を提案できる可能性があるよね、ということで現在はその層に向けて、集客後のアプローチを担う部門がフォローする体制を整えています。
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近い観点でいうと、新規事業や新規サービスについては「商材はあるのに、売る人がいない」という話になって、それをきっかけに、私が部門長を務める事業開発部に法人営業Gが新設されました。複数の商材を横断的に提案できる機能を担っているので、既存リソースを活かした提案が、新たな商材にも広がりつつあります。


理想を語ることから、
未来が広がる。
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実現したいディアーズ・ブレインホールディングスの未来の姿は?
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誰が見ても「この会社、すごい」と言ってもらえる会社にしたい。理念や文化に強く共感され、継続的に成果を出し続ける。そんなビジョナリーカンパニーを目指しています。私はその実現に向け、利益を生み出す仕組みの構築や、それを担う次世代の経営者を育てることで、企業価値の持続的な向上に貢献したいと考えています。
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「すごい会社」って、やっぱり「人がすごい会社」だと思うんです。ゆくゆくは「ディアーズ・ブレイン出身」という肩書きそのものが、社会的に価値のあるものとして認識されていったら嬉しいですね。次世代の経営者が多く育ち、それぞれが活躍していくことが、その一歩目になるはずです。
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それは小岸さんもよく言っていることだよね。だからこそ起業や新たな挑戦をするために卒業するメンバーの背中を押す風土があって、「辞めたけどいい会社ランキング」というものにもランクインしたんですよ(笑)
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それを加速するためにも、人が成長し、活躍できる環境をもっと整えていきたいと思っています。新規事業の展開も、そんな挑戦の受け皿になっていくはずです。
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まさに、自分の意志でキャリアを切り拓ける風土をこれからもっと根づかせていきたい。何か新たなチャレンジをしたいと思った時に、同じ会社にいながら経営にも新たな事業にも挑むことができる。そういうキャリアの幅を広げることも、新規事業を展開していくことの目的の一つでもあるんですよね。
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その観点でいうと、社員はみんな「自分の会社が好き」だと言ってくれますが、外から見るとまだまだだと感じます。商品やサービスはもちろんのこと、私たちはコングロマリット企業なのだということを認知してもらえれば、自然とブランディング力も上がるのではないかと思っています。
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今はまだ新規事業が次々と生まれる中で、既存事業との親和性が「?」に見える部分もあるかもしれません。でも、「人が介在する事業」という点では、ITや金融、人材なども「サービスを提供すること」だと思いますし、「この人だからサービスを買う」という人材力で、ホスピタリティ産業全体に新たな概念や付加価値を提示する会社にしていきたいですね。
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愛される会社ってとても難しいよね。従業員満足度は高く、内部へのアプローチは得意な一方で、豊島くんの言う通り、外への発信はまだ弱い。でも、IPOがそのきっかけになるかもしれません。上場することで認知の機会が増え、社内に向けて発信している内容を外にも届けられるようになる。それが、世の中に愛される会社をつくる第一歩になると思っています。


次の時代を創るのは、
今、動く人だ。
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どんな人と一緒に働きたいですか?
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ホールディングス傘下にはすでに10社があり、今後も増える見込みです。経営ポストは現時点で30以上。事業責任者や組織長などのリーダーポジションを含めれば、挑戦の場はさらに広がります。求められるのは、経営や事業を動かす視座とスキルを自ら獲得しようとする意志。次の時代の旗を掲げ、未来を動かしたい。そんな覚悟ある方と働きたいですね。
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既存の商材や領域を問わず、「もっと成長したい」「何かを実現したい」という意欲と野心がある方には本当に刺激的だと思います。変化の多い今、たくさんのチャンスが巡ってきます。限界を決めずに挑戦を楽しめる方、スピード感を持って動ける方と、一緒に新たな価値をつくっていきたいです。
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“こうありたい”という想いを持っている人の方が、うちでは活躍している気がします。
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小岸さんや岡崎さんは「これをやりたい!」というのが強い人だと感じるんだけど、それはどう?
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「こうありたい!」というものさえあれば、「これをやりたい!」というのは次々に自然と芽生えてくるんじゃないですかね?
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人に愛される力、信頼関係を築ける力も大切。そういう人となら、新しい事業も自然と生まれていくと思っています。机上で話すことよりも、外に出て情報をキャッチアップすることや、そういった人とのつながりの中で、新しい事業や仕事が生まれるんですよね。
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経営企画部としては、戦略を実現まで導く力や、ロジカルな思考、関係者との協働力も大切です。僕はよく「自己効力感」という言葉を使うのですが、「できないことをできるようになった経験」これを一度でも経験したことがある人は自走する力が高いと思います。本部は自己効力感を持っている人の集合体であるべきだと思っています。
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それは、本部だけではなく営業現場でも必要な力ですね。組織力ももちろん大事ですが、個が強くなることでチームが強くなっていくので。
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総じて、DBHDのメンバーとして持っていてほしい力かもしれないね。ただ、すべてを最初から備えている必要はありません。当社では「達成体験」を共有する文化が根づいているからこそ、知見を素直に吸収し、自ら力を伸ばしていける方が、ここではきっと活躍できるはずです。
