PEOPLE

社員インタビュー

料理を通じて、人を育て、 チームを未来に導いていく。

株式会社ディアーズ・ブレイン シェフ
西田 海斗2010年入社
PROFILE

アルバイトでディアーズ・ブレインに入社し、2年後に社員登用。主任、スーシェフを経て2025年にシェフに着任。現在は料理をつくるだけでなく、店舗運営や業績目標の達成に向けた施策立案、キャストの育成やチームづくりにも力を注ぐ。料理人としての探究心を大切にしながら、人を育て、組織を導くリーダーとして日々挑戦を続けている。

お客様の声に、
答えがある。

学生時代、地元にあるディアーズ・ブレインの店舗が「婚礼料理が美味しいらしい」と評判になっているのを耳にし、強く興味を抱きました。当時は新卒採用を行っていませんでしたが、「どうしてもここで働きたい」という想いを諦めきれず、アルバイトとして入社したのがキャリアの始まりです。入社して十数年が経った現在は、店舗運営を任される立場になりました。責任者として業績目標を達成するには、原価を抑えることや高単価の料理を受注することも必要です。しかし、それ以上に重視しているのは、食べた方が心から喜んでくれているかどうか。そのために、お客様の声をいかに料理に反映させるかを常に考えています。たとえば、お肉のサイズや硬さといった細かな点も、実際にいただいた感想をもとに微調整を続けてきました。現在勤務する店舗では、オープン以来、料理のお客様満足度 が10%近く向上するという成果が出ており、そういった小さな積み重ねが業績にも確かに結びついていると感じています。また、料理の質や満足度を高めるには、一人の発想や技術だけに頼るのではなく、チーム全体で議論し、改善を繰り返すことが欠かせません。キャスト一人ひとりが「どうすればもっと良くできるか」を考え、自分の領域を広げていく。そうした取り組みが、キャストのスキル向上にもつながっていきます。そして、その成長の姿に立ち会えることが、私にとって大きなやりがいです。

衝突の先に見つけた、
本当の信頼。

料理人としての技術や知識はもちろんですが、ディアーズ・ブレインに入社して最も磨かれたのは、人間性だと思っています。結婚式は、シェフやサービススタッフ、プロデューサーなどさまざまな職種が一丸となって初めて成り立ちます。ひとつのスマイル(結婚式)を生み出すために、サービススタッフと細かな導線を確認したり、フラワーコーディネーターとケーキに添える花の打ち合わせをすることもあります。関わる人すべてが同じ方向を向き、目的を共有しなければ、お客様に本当に喜んでいただけるスマイルはつくれないのです。だからこそ、相手に本気で向き合う姿勢が大切だと思っています。そう思うようになったのは、異動経験がきっかけでした。誰も知らない新たな環境で、自分の考えをうまく伝えることができず、料理の方向性をめぐって先輩や同僚と意見がくい違い、空気が張りつめることもありました。けれど私は、「料理をもっと良くしたい」という信念を曲げずに伝え続けました。何度も互いに想いをぶつけ合った結果、考え方ややり方が違っていただけで、「お客様に喜んでいただく」というゴールは同じだということにようやく気がつきました。このとき学んだのは、自分の想いを伝えるだけではなく、相手を理解する姿勢を持つこと。それこそが信頼関係を深める鍵だと気づきました。このときの経験は、私に人と真剣に向き合うことの意味を教え、人としての成長をもたらしてくれたと思います。そしてなにより、熱い想いを持った人間が集まっていること自体が、ディアーズ・ブレインの魅力なのだと思います。当時最も意見を戦わせた先輩が、今では最も信頼できる仲間になっています。

「楽しい」と「真剣」の両立が、最高の料理を生む。
全員が誇りを持てるチームづくりへ。

スマイルやイベントのお打合せで、新郎様新婦様と直接お話しする時間は、私にとってかけがえのないひとときです。「こんな一日にしたい」と語る姿を目の前にすると、「料理で力になりたい」と強く思えるのです。そしてスマイル当日、料理がゲストの皆様に行き渡り、「ありがとう」と声をかけてもらえる。その言葉で、すべての努力が報われます。こちらがお礼を言うべき立場なのに、逆に感謝してもらえるなんて、本当に幸せな仕事だと心から感じます。今後は、自分自身の料理の腕を磨き、新しい挑戦を続けるだけでなく、仲間が心から誇りを持って働ける環境をつくっていきたいです。私が大切にしたいのは、楽しく、真剣に料理に向き合えるチームづくり。仕事は時に厳しく、大きなプレッシャーがのしかかりますが、楽しい雰囲気があるからこそ頑張れる。緩さではなく真剣さを持った、笑顔が絶えない空気がチームに活力を与え、前に進む原動力になるはずです。そして、キャスト一人ひとりが「ここで働けて良かった」と思える、たくさんの「ありがとう」を受け取れる。そんな未来へ導けるよう、努力を重ねていきます。

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