PEOPLE

社員インタビュー

人が変わる瞬間を、つくり続ける。

株式会社ディアーズ・ブレイン 支配人
長井 健史郎2020年度入社
PROFILE

学生時代に14年間続けたサッカー経験を活かし、大学時代は小学生チームのコーチとして指導を経験。人が成長していく姿に魅了され、当初は教師を志すも、就職活動を通じてディアーズ・ブレインに出会い入社を決意。4年目にはチューターとして後輩育成にも注力し、2025年1月に支配人代理、同年4月に支配人へ昇進。自分なりの哲学で、後輩の育成・マネジメントに挑み続けている。

教師志望からブライダルへ。
自分を変えた出会い。

この会社に出会うまで、自分は学校の先生になるものだと思っていました。大学進学の際にも、体育と社会の教員免許を取得できる学校を選び、小学生を対象としたクラブチームでコーチをはじめたのも、育成を学ぶため。人が成長する瞬間を目の当たりにするのがなにより嬉しくて、教員としての人生に迷いはありませんでした。そんなとき、社会勉強のためにはじめた就職活動で、偶然出会ったのがディアーズ・ブレインでした。合同説明会で先輩社員が話す姿を見て、「仕事=しんどい、つまらないもの」だと勝手に決めつけていた私の概念が「仕事=楽しいもの」なのだと引っくり返ったような衝撃を受けたことを今でも鮮明に覚えています。それでも最初は半信半疑でしたし、正直「ブライダルなんて自分に合うはずがない」と思っていました。しかし、面接のたびに自分に深く寄り添ってくれる社員の人柄に触れ、「ここなら全力で挑めるかもしれない」と思うようになりました。最終的な決め手は、とある支配人と出会ったこと。店舗見学の際に、支配人というリーダーを中心に、スタッフ一人ひとりが生き生きと輝いているチームの姿と出会いました。それまで「人を育てるのは教師の仕事」と考えていた私にとって、楽しみながら人を育て、自らも成長できるこの環境は衝撃的で、「自分の進むべき道はここにある」と心に誓った瞬間でした。

苦しかった3年間、
泣きながら踏み出した一歩。

「あなたは3年間苦しむかもしれない。だから絶対に3年は頑張りなさい」。これは、入社前に、人事の方からいただいた言葉です。最初から頑固な自分の性格を見抜かれて、そのように声をかけてもらったのだと思います。入社後の3年間は、本当にうまくいかないことばかりでした。八方美人な性格が邪魔をして、お客様に心から向き合えずに壁をつくってしまう。思うように数字は伸びず、同期が結果を出して表彰されるたびに、自分が情けなくて仕方ありませんでした。けれど、入社前に言われた言葉があったからこそ、どんなことがあっても3年は走り続けると心に決めていました。大きな転機が訪れたのは、3年目の冬、新卒の教育係であるチューターを任されるようになった頃。先輩たちの異動が重なり、自分が店舗を引っ張っていかなければいけない立場になっていました。当時の店舗はチームとして課題を抱えていて、なにか変化を起こさなければならない状況でしたし、これまでのダメな自分を変えたいという思いもありました。ある日、後輩の前で「一緒に良いチームをつくってくれないか」と、涙ながらに言葉を絞り出しました。その一言に後輩たちが応えてくれたことにより、自身の言動が変わり、店舗も劇的に変わっていきました。自分の言葉で、人を変え、店舗を変え、私自身も変わることができた。これをきっかけに、仕事が楽しくて仕方がないと思えるようになりました。

人は必ず変われる。その瞬間を信じて。

支配人になった今、私が一番やりがいを感じるのは、キャストの目の色が変わる瞬間に立ち会えることです。モチベーションが下がっていたキャストが、愛情と期待をかけ続けるうちに、自分から走り出す。その姿を見るたびに、「人はこんなにも変われるのだ」と胸が熱くなります。だから私はキャストを疑いません。たとえ結果が出ていなくても、それは教え方や仕組みに原因がある。自分を疑い、仕組みを疑う。信じて寄り添い続ければ、人は必ず変わっていきます。
リーダーには「強く引っ張る」スタイルもあれば「そっと支える」スタイルもありますが、私が目指すのはその中間です。強く導きながらも、ときには自分の弱さも見せ、仲間とともにチームを築き、喜びを分かち合う。そんな姿勢を大切にしています。目指すのは、どんな状況でも前を向ける「ハッピーマインド」を持った集団。ポジティブな心こそが未来を変えると信じて、日々チームと向き合っています。かつては教師になる夢を抱いていましたが、今は新たな目標があります。マネジメントの経験を活かし、将来は「人間性を育む塾」をつくることです。この会社には「やりたい」と声にすれば挑戦の場を与えてくれる風土があり、「この会社を使って面白いことをやれ」と背中を押してくれる上司もいます。そんな環境に感謝しながら、これからも人が変わる瞬間を信じ、その瞬間を生み出す存在であり続けたいと思います。

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