PEOPLE

社員インタビュー

料理で、人を幸せにする。 そのために、変わり続ける。

ディアーズ・ブレイン 調理スタッフ増田 梨乃2021年入社
PROFILE

幼少期から料理番組に夢中になり、高校時代の飲食店でのアルバイトをきっかけに「料理で人を幸せにしたい」という思いを強める。調理専門学校を卒業後、ディアーズ・ブレインへ入社。現在は、調理スタッフとして、前菜からデザートまで幅広い調理を担う。入社3年目には、調理経験10年未満のキャストを対象とした社内コンテスト「CHEF’S CONTEST」で優勝を果たし、さらに社外コンテスト「FOOD MADE GOOD Awards2024」では審査員特別賞を受賞。日々、学びを重ねながら新メニュー開発や後輩指導にも力を注いでいる。

料理を通じて、
人を笑顔にしたい。

もともとは料理をするよりも、「観る」ことが好きだったんです。TVで同年代の子たちが夢中になりそうなアニメやお笑い番組をやっていても、料理番組にチャンネルを変えてしまうくらい(笑)。やがて、高校時代にはじめた飲食店でのアルバイトをきっかけに、つくることそのものの面白さに惹かれていきました。自分の手でつくった料理を届け、お客様から「美味しかったよ」と笑顔で声をかけてもらったとき、胸の奥が熱くなるのを感じたのです。料理は人を幸せにすることができる。そんな手応えに背中を押されて、調理の専門学校へ進学しました。就職活動でブライダルに興味を持ったのは、「結婚式」という最も特別な日に添える料理だからこそ、より大きな幸せを生み出せるのではないかと考えたから。なかでも、和と洋を掛け合わせる「フレンチジャポネ」という独自のスタイルを大切にしているディアーズ・ブレインの料理に興味を持ちました。フレンチも和食も幅広く学びたいと思っていた私にとって、両方の技法を身につけられる、またとない環境だと思ったのです。

挑戦が、自分の世界を
広げてくれた。

専門学校で調理を学んできたとはいえ、入社当初の私は、自分のやり方が合っているのか正解が分からず、先輩にご指摘をいただくこともありました。まずは徹底的に真似をするところからはじめようと、包丁の入れ方から仕事の考え方まで、先輩や上司の手元と頭の中をなぞるように学び続けるうち、少しずつ感覚が掴めるようになっていきました。今では、前菜からデザートまで幅広い調理を任されるようになり、新メニューの開発に意見を出した際にも、シェフ(料理長)から「そのやり方でいこう」と言ってもらえることが増えてきました。そして、より大きな自信につながったのは、入社3年目に挑戦した「CHEF’S CONTEST」という社内コンテストです。テーマは「テリーヌをメインとする前菜」。準備期間中は、思い描く理想の料理と自分の技術にギャップを感じたこともありましたが、何度もつまずきながらも試作を重ね、本番では自分の今の実力をすべて込めた一皿を表現できたと思います。結果はグランプリ。積み重ねてきた努力が報われた瞬間でした。その後は「社外でも通用するのかを確かめたい」という思いで外部コンテストにも挑戦。「FOOD MADE GOOD Awards 2024」では、審査員特別賞をいただきました。5つ星ホテルの料理人や都内レストランのスーシェフが並ぶ場で評価いただいた経験は、自分の料理観を広げ、また新しい挑戦へとつながる大きな励みになりました。

学び続け、伝え続ける
料理人でありたい。

料理は、一生学び続けるものだと思います。私は日々、先輩の技術や考え方を見て学びながら、自分の料理の幅を広げてきました。多様な食材に触れる中で「この組み合わせならもっと美味しくなる」と発想する力も少しずつ培われてきたと実感しています。同時に、後輩を指導する立場にもなり、自分が学んできたことを伝えることへの責任感も芽生えました。単にレシピをなぞるだけでなく、工程や考え方を共有することで、後輩が自分らしい料理をつくれるようになる姿を見るのは大きな喜びです。あわせて、説明する過程で自分の理解が整理されることも多く、「教えることも学びの一部だ」と実感しています。料理に求められるニーズや、お客様の期待は時代によって変化していくもの。これまで学んだことを柔軟に変換しながら、料理を通じて、お客様を幸せにし続けたいです。そして、自分の感性を料理で表現し、その魅力を次の世代に伝えていける存在でありたい。努力を重ね、挑戦を続けることで、料理人としても、人としても成長を積み重ねていきたいと思っています。

他の社員インタビューを見る